高野進ブログ ブログテーマ:練習

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主役は「ラン」そのもの

[練習] 投稿日時:2010/05/07(金) 07:04

おはようございます。
東海大学のキャンパスに来てから今年で30年。
当時は土のグランドだった陸上競技場や噴水横の坂道も良く走りました。
私は入学当初から何故か記録が順調に伸び、深刻なスランプを経験することなく31歳まで突っ走りました。
その間色々な走り方にトライしてきています。
古くは有名なマック式ドリル、旧東海大学式、そしてそれをもとに様々な走技能を試してきました。
その間おそらく間違えたものもあったかもしれませんし、今と真逆のことに挑戦していたときもありました。
しかし、その間も何故か記録は伸び続けていったのです。

才能があったからだと人は言いますが、私は自分にそれほどの才能があったとは未だに思っていません。
人一倍の努力家だったからかというと、おそらく私よりも練習を頑張っていた人は沢山世の中にいます。
あえていうならば、常にスタートからゴールまでをワンセットとしてイメージしながら色々な練習を行っていたということでしょうか。

当たり前ですが、ドリルが主役ではなく、あくまでも「ラン」が主役と考えていたのです。
当時を思い出すと良い走りを邪魔する「ドリルくん」もいた事は事実です。しかし、そのようなときでも主役を引き立てるように「ドリルくん」を利用していたのだと思います。
つまり、「ラン」を少しでも引き立てるためのツールとしてドリルを位置づけていたわけです。
そんなの当然でしょう、と思われると思いますが、意外に魔法のドリルを信じている人は多くいます。
そういう人はメンタルトレーニング崇拝者になったり、栄養やサプリメント信者になったりもします。

今も色々な人が色々な理論を提唱し、最高のものだと言いますし、私たちも走るテーマを決めてみなさんに指導しています。しかし、それらが主役になりすぎると最高のパフォーマンスは生まれにくくなると考えています。
自分の中の主役は自分自身が専門と選んだ種目そのものです。
主役を引き立てるための脇役ドリルを私たちも色々考えています。それらを行う際には必ず「自分の走り」を主役にするイメージで実施することをおすすめします。

そして最後に、移りゆく環境の中で色々試行錯誤してもいいと思います。失敗を恐れ無駄を省き過ぎないことも、主役を盛り立てるためにはある程度必要なのだと最近感じています。